この時期は学校や子供会などで芋掘りが開催されます。
私も子供の頃は両親と参加し、スーパーの袋いっぱいに芋を持ち帰り、持って帰ったはいいがどうやって消費しよう問題がありました。
皆さん、毎年大量の芋を消費できずに腐らせてしまった…等のお悩みがあるのではないでしょうか。
手間と時間と材料を使って大量のさつまいもを消費するのは大変です。できれば食卓に並べて早く消費したいところです。
そこで今回は、さつまいも自体の味をシンプルに楽しむ2レシピ「ふかし芋」と「さつまいもご飯」をご紹介します。
片手鍋で作る、しっとりふかし芋
さつまいもを「ふかす」というと、蒸し器を想像します。
わが家では年に1回使用するかしないかのアイテムです。戸棚の奥の方へ追いやられています。
今回は蒸し器ではなく、どのご家庭にも一つはある、調理アイテムを使用します。
片手鍋のマルチポットでさつまいもをふかしました。
材料はたった3種類で、素材の味を楽しめます。
蒸し器を使わなくても、少量の水で柔らかくすることができます。
早速作ります。
材料を準備する
- さつまいも…1本
- 塩…大さじ1くらい
- 水…鍋底から1cmくらい
さつまいもを輪切りにする
さつまいもを皮ごときれいに水洗いし、厚さ1.5cm幅に切る。
ボウルに水を張り、切ったさつまいもを浸す。
入れてからすぐに白く濁るので、水を替えて10分程度あく抜きをする。
弱火で30分加熱する
マルチポットにさつまいもと塩を入れ、水を鍋底から1cm程度入れる。
ちょうどさつまいもが浸るくらいの分量を入れます。お手持ちの鍋の大きさに合わせて水分量を変えてください。
蓋をして、弱火で30分煮る。
マルチポットのうれしいポイント
マルチポットはガラス蓋なので、中がどんな様子なのかが外からでもわかります。
完成
竹串をさして、やわらかくなったことを確認したら、皿に盛って完成。
いただきます
よく塩をかけたので、味がしみ込んでおいしかったです。
熱々の時よりも、少し時間を置いた方がより甘くなっていました。
ひとてまアドバイス
鍋にさつまいもをいれて煮る時は、多めに塩を入れるとしっかり味がついておいしいです。
加熱の際に水が減ってきたら足しましょう。
しっとりした食感が好きなので、竹串を刺しつつじっくり加熱しました。
片手鍋で炊く、さつまいもご飯
ネットで調べると、炊飯器を使用するレシピが多いのですが今回はあえて片手鍋を使用しました。
おこげが食べられるのも、鍋ならではの楽しみです。
材料を準備する
- さつまいも…3本
- 米…2合
- 水…400ml
- 塩…小さじ1くらい
さつまいもを大きめに切る
さつまいもを皮ごときれいに水洗いし、大きめの一口大に切る。
ボウルに水を張り、切ったさつまいもを浸す。
入れてからすぐ白く濁るので、水を替えて10分程度あく抜きをする。
米を研ぐ
ボウルに水を数回入れ替え、お米を研ぐ。
マルチポットに研いだ米と水を入れる。
切ったさつまいもをのせ、中火にかける
あくを抜いて水気を切ったさつまいもを米の上に乗せ、蓋を閉じる。
中火で加熱する。
沸騰したら弱火で12分
沸騰し、ボコボコしてきたら弱火にし、12分加熱する。
12分加熱したら、火を強め30秒ほど一気に炊き上げる。
15分蒸らす
蓋を開けずに15分蒸らしたらできあがり。蓋を開けてかき混ぜる。
マルチポットのうれしいポイント
ハンドルを持って混ぜられるので、安定します。
完成
マルチポットはハンドルが付いているので、好きな場所でお皿によそえ、ご飯がこぼれる心配もありません。
いただきます
ここで凡ミスです。塩をかけるのを忘れてしまいました。ですが、そのおかげでさつまいものおいしさを感じることができました。
今回はお米を浸水させずに炊きましたが、十分おいしかったです。
ひとてまアドバイス
- 煮崩れを防ぐために、さつまいもを大きめに切りました。
- 最後にごま塩を振りかければ、見た目も味も引き締まりそうです。
好きな品種は”紅はるか”
しっとり系の品種の紅はるかが好きなので、スーパーなどに行くと買います。
紅はるかは(独)九州沖縄農業研究センターによって外観が優れる「九州121号」に皮色や食味が優れる「春こがね」を交配させ育成された芋で2010年3月に品種登録された新しい品種です。
https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/satumaimo-Beniharuka.htm
糖度が高く、加熱するとしっとりした食感になります。
紅はるかは、人気の甘くてねっとりタイプの安納芋に比べると、従来のさつまいもが持っているホクホクとした食感を残した品種です。
今回ご紹介したシンプル調理におすすめです。
すっかり秋ですね
入社したてから毎年、楽しみな行事の一つです。さんま祭りに参加すると秋の訪れを感じます。また、今週の日曜日には山形で日本一の芋煮会が開催されましたね。
日本各地で旬のおいしいものが振舞われています。
旬の食材の中でもさつまいもは別格です。
昔、庭の半分でさつまいも掘りをしたこともあります。
干し芋、さつまいもチップス、大学芋、さつまいものみそ汁などは特にこの時期に食べ尽くします。
今日ご紹介したシンプル調理と合わせて、さつまいも料理を楽しんでみてください。
マルチポットって?
今回の「ふかし芋」と「さつまいもご飯」どちらも3~4人分の調理が可能はLサイズのレッドを使用しました。(写真 左奥)
光沢があって上品な見た目がお気に入りです。
1台で「茹でる・沸かす・炒める・煮る・揚げる・炊く・和える」の7役こなす万能ポットです。