好物は季節の食べ物、やまやです。
今回は冬の果物を使った、コンポートの作り方を紹介したいと思います!
コンポートとは
コンポートとは、ざっくり説明すると「果物を砂糖で煮たもの」です。
ジャムと定義が似ていますが、砂糖を多めに加えてしっかりと煮詰め、長期保存ができるジャムに比べて、コンポートは砂糖の量が少なく、水分量が多めなので長期保存には向きません。
しかしジャムと違い、果物の形状をほぼそのままで残すので、食べると果実そのものの食感や、瑞々しさがあります。そのまま食べても美味しく、冷凍してシャーベットのようにして食べても美味しいです。
また、ジャムと同じようにパンやヨーグルトと一緒に食べても良いですし、ケーキやタルト、ゼリーなどのお菓子作りにも活躍するなど用途は様々です。
簡単に作れて、様々な食べ方で楽しめるコンポート。「果物が余ってしまった」という時や、「そのまま食べてみたら大味だった」なんて果物にもピッタリです!
りんごのコンポートのレシピ
お馴染みのりんごは、秋から冬にかけて旬を迎えます。
嬉しいことに、りんごに含まれる様々なポリフェノール(総称して「りんごポリフェノール」と言うそうです)には強い抗酸化作用があり、体内の活性酸素を除去して血流を改善したり、美白効果があるそうです。
手軽に手に入り、とても身近なものですが、栄養バランスも優れているりんご。
たまにはコンポートで楽しんでみませんか?
【材料】
- りんご…1個
- レモン…1/2個
- 砂糖…りんごの10~40%
- 水…適量
1.材料を切り、砂糖を用意します
りんご、レモンを切ります。
今回は8等分のくし切りにしましたが、いちょう切り等お好みの切り方で大丈夫です。
りんごの重さを計り、砂糖を用意します。
品種や個体の甘さにもよりますが、さっぱり目の10%~甘めの40%が目安です。今回はりんご約250gだったので、15%の37gくらいで砂糖を用意しました。
用意したものから鍋に入れていきます。
2.材料を全て入れ、弱火にかけます
材料を入れた鍋に、りんごにかぶるくらいまで水を入れて弱火にかけます。
あくが出てきたら取り除きます。
りんごが透き通るような色になったら完成です。粗熱が取れたら煮汁と一緒に容器に移して保管しましょう!
柔らかい食感で、爽やかな甘さです。りんごの美味しさには安定感がありますね。
パンに乗せてトーストしても美味しいですよ。
キウイのコンポートのレシピ
キウイは風邪などの感染症から体を守る働きがあるビタミンCを豊富に含むので、是非冬に食べたい果物。
12月初旬、実家から「そろそろキウイを収穫するからおいで」という連絡が入ったので行ってきました。
収穫は秋から冬にかけて行いますが、すぐには食べられません。キウイは樹上では熟しにくく、収穫後に追熟させて食べます。
ちなみに、硬い状態で収穫するので、状態に気をつければ3ヶ月くらい(収穫から数えて)は保存できると思います。全体が柔らかくなり、良い香りが出てきたら食べ頃です。
大量に収穫できたので、やはりこちらもコンポートに加工してみました!
【材料】
- キウイ…お好みの量
- 砂糖…キウイの10~40%
- 水…適量
1.材料を切り、砂糖を用意します
キウイを切ります。今回は輪切りにしましたが、いちょう切り等お好みの切り方でも大丈夫です。
小ぶりだったり、変な形のものから食べ頃を迎えてしまったので、あまり見た目が整ってませんね…笑
キウイの重さを計り、さっぱり目の10%~甘めの40%で砂糖を用意します。今回は約285gのキウイ対して、20%の57gくらいで砂糖を用意しました。
2.砂糖を溶かし、キウイを入れて弱火にかけます
鍋に砂糖と水を入れて火にかけ、砂糖を溶かします。
砂糖を溶かすためにまず100mlくらいの水を用意し、鍋にキウイを入れた後で、キウイにぶるくらいまで水を足すといいと思います。
煮たったらキウイを加え、弱火で5分程煮込んで完成です。粗熱が取れたら煮汁と一緒に容器に移して保管しましょう!
甘酸っぱいキウイのコンポートは、ヨーグルトにとても良く合います。
置きっぱなしでも気にならないToMay dolce(トゥーメイ ドルチェ)
粗熱を取ってる間、少し用事があったので蓋をして置いておきました。
落ち着いたカラーで、見せ収納にも最適なToMay dolce(トゥーメイ ドルチェ)マルチポット。
本体と便利な蓋、共にデザインが可愛く、コンロに出したままでも一般的な鍋より「やりっぱなし感」がありません。
みかんのコンポートのレシピ
冬の果物として外せないみかん。甘くても低カロリーで、手軽に食べることができるので「冬のおやつ」としても優秀です。
旬を迎える12月頃には、多くのご家庭に姿を見せるのではないでしょうか。私は12月頭にみかん狩りを楽しんできました。残念ながら実家でみかんは育てていないので、観光農園での収穫でした。
みかんは1ヶ月くらいなら日持ちするかと思います。
みかん狩りでは(当たり前ですが)自分の素人目利きなので、手に入れたみかんは酸っぱめのものから味の薄いものまで色々でした。
そんな時はやはり、コンポートへ加工してみましょう!
【材料】
- みかん…お好みの量
- 砂糖…みかんの10~40%
- 水…適量
1.みかんを剥き、砂糖を用意します
みかんを剥き、一房ずつにバラします。
この時に白い繊維をできるだけとった方が仕上がりが綺麗になるそうですが、煮れば繊維は目立たなくなるので、そんなに気にしないで良いかと思います。
一房ごとに分けず、まるごとでも輪切りでもお好みで大丈夫です。
みかんの重さを計り、さっぱり目の10%~甘めの40%で砂糖を用意します。今回はみかん約176gに、20%で、35gくらいの砂糖を用意しました。
2.砂糖を溶かし、みかんを入れて弱火にかけます
鍋に砂糖と水を入れて火にかけ、砂糖を溶かします。
キウイ同様、砂糖を溶かすためにまず100mlくらいの水を用意し、鍋にみかんを入れた後で、足りなければみかんにぶるくらいまで水を足すといいと思います。(今回の分量だと水100mlで丁度良かったです)
みかんと水を加えたら、弱火で5分程煮込んで完成です。
粗熱が取れたら煮汁と一緒に容器に移して保管しましょう!
砂糖の分量やみかん個体の味によりますが、出来上がりは甘すぎないみかんの缶詰をイメージすると近いかもしれません。
ゼラチンと合わせてゼリーにしてみても美味しいと思います!
コンポートの日持ち
気になるコンポートの保存期間。実際に私が作った分量のレシピだと、そのままの状態で美味しく食べられるのは冷蔵庫で3日くらいかなと思います。
結構さっぱり目(糖度低め)に作っているうえ、保存容器の煮沸消毒などもしていないので…。
保存期間を伸ばすには、「糖度を高く」して、「煮沸消毒した密封容器」に「果実がシロップにしっかり浸る」ように保存すれば、5日~7日くらいは大丈夫かと思います。
また、一度に全部食べない場合は、保存容器からコンポートを取り出す時に清潔なツールを使うのもポイントです。(一度口につけたカトラリーは使ってはいけません!カビます!)
但し、期間に関係なくシロップがひどく濁ってしまったり、カビが浮いてしまったら食べないようにしましょうね。
また、作ってすぐ冷凍すれば1ヶ月くらいは楽しめます!
多めに作って冷凍しておく、というのも良いかもしれません。
色々なアレンジが楽しめるコンポート
色々作ってみましたが、基本的な作り方はほとんど同じで簡単です。
基本はシンプルですが、甘みが増し、様々な食べ方で楽しめるコンポートは、古くからある果物の加工方法です。
シナモンスティック等のスパイスや、ワインやブランデー等のお酒、ハチミツ等を加えて風味をプラスするのも美味しいかと思います。
冷凍してシャーベット状にしてみたり…
ヨーグルトや、バニラアイスと一緒に食べたり…
パンに乗せてトーストしたり、クレープやホットケーキの付け合わせにしたり…
ゼラチンと合わせてゼリーにしたり、パイを焼いてみたり…
是非、色々なアレンジも楽しんでみてくださいね!
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