計量スプーンの正しい使い方【料理のきほん】

計量スプーンの正しい使い方って?

些細なことかもしれませんが、計量スプーンの使い方は知っているのと知らないのとでは長い人生において差がつくかもしれません。

基礎をおさえると、味がぶれにくい!

計量スプーンで計る

忙しかったり疲れていると「計量スプーンで計るなんて、面倒だな」と思いますよね。そんな時ほど、料理の味がブレるorボヤけませんか?

どこかで聞いたことがあるのですが、女性の料理は目分量が多く、男性の料理はマニュアルに沿って作るという傾向があるそうです。

確かにこの発想は、男性ファンの多いプラモデルと一緒ではないでしょうか?設計図(レシピ)に忠実に作ればうまく完成!といった具合です。

せっかくの材料を美味しく仕上げるためにも、計量スプーンを使ってみましょう!

計量スプーンの種類

計量スプーンの種類

写真右から、大さじ1(15cc)、小さじ1(5cc)、小小さじ1(2.5cc)、すりきり棒となっています。セットで販売されていることが多いです。

小小さじっていつ使うの?と思いますが、これは少量のお肉や魚の下味など、少しだけ調味料を使いたいときに。

計量スプーンの正しい使い方

正しい計量こそがおいしい料理を作る一歩になります。ここ、ポイントです!レシピ通りの分量を計り、基本の味をしっかり押さえましょう。

やり方はシンプルです。しっかりと「すり切る」ことが重要です。塩や砂糖、小麦粉、片栗粉、味噌などはこの方法で計ります。
大さじ1/2、1/3、1/4の際は、計量スプーンのすりきり棒や、竹串で調整しましょう。

ためしに大さじ1/2を計ってみます。

  1. 大さじにすくいとり、棒や竹串で表面を平らにする
  2. 棒や竹串で半量取り除く

これで分量通りの計量ができます。正確に計ることは調味料の節約や味の安定にもつながります。ぜひ、ひと手間加えてみてください。

「すり切る」ことが重要

液体の計り方は?

次は、酒、しょうゆ、みりん、油などの液体の計り方です。

液体はすり切りでなく、「表面張力で盛り上がりが出る状態」で計ります。表面張力とは、軽量スプーンを真横から見た際に、すこし盛り上がりがある状態で、ギリギリこぼれない程度の量です。厳密に計りたい場合は、カップやお皿の上で計ると安心です。

液体の計り方

番外編1 計量カップの使い方

計量カップ

出汁など、多めに計る際は計量カップを活用しましょう!

こちらも表面張力の考え方と同じで、水位に目線を合わせ、1目盛単位で計量します。

目盛と同じ目線に立って、内容物が必要な量の目盛の少し上になるように微調整しましょう。

番外編2 デジタルスケールの使い方

デジタルスケールの使い方

ケーキやパンなど、厳密に計量をする必要があるレシピを作る際に便利です。

カロリーを抑えるために、バターや砂糖を減らしていませんか?そうすると、生地がパサついたり、膨らまなかったりと失敗の原因になります。

これは分量を緻密に考え、膨らみ方など科学的に考えているからです。ヘタにアレンジすると、違う仕上がりになってしまうのでご注意を。

使う際は、必ず平らな所に置きましょう。スイッチを入れたら空の容器をのせ、「0表示」ボタンを押し、目盛りを0に合わせてから材料を計ります。

番外編3 指で計る場合

よく料理番組などで、「塩少々」や「ひとつまみ」という表現を聞きますが、この差って何なのでしょうか?

少々…仕上げの味を調えるときによく使われる表現です。親指と人差し指の2本でつまんだ量です(小さじ1/16程度)。

ひとつまみ…熱湯に塩を加えたり、食材に下味を付けるときによく使われる表現です。親指と人差し指と中指の3本でつまんだ量です(小さじ1/8程度)。

指で計る場合

料理は自己流!でやってきたけれど…。

皆さんはお料理を誰かに習ったことはありますか?

私は母が料理上手で、毎日の食事はもちろんのこと、パンやケーキ、梅酒、味噌など何でも作ってくれる環境で育ちました。そのため、大学2年生になるまでまともに料理を作りませんでした。お恥ずかしい話です…。母に教わりながら手伝えばよかった!と今になって思います。

当時の私は、社会人になるまでに、「冷蔵庫の中にある物で、ササッと作ってみたよ!」と言えるようになることを目標にしました。タイミングも重なり、知人の紹介で料理教室に通いはじめ、これがきっかけで料理好きになりました!

料理教室では包丁の持ち方から、出汁の取り方、食材の選び方などを学びました。独学では正しいのか判別もつきにくいですが、プロに教えてもらった甲斐があり、何事も基礎を学ぶことが大切だと実感しました。

自己流も良いですが、「本当にこれでいいのかな?」と思っている方は多いのではないでしょうか?

心配することはありません!これを機に、お料理のきほんの「き」を身につけてみましょう。

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