こんにちは!和平フレイズWEB担当のごとうです。
突然ですが皆さんはお刺身好きですか?私は大好きです。
私は新潟県出身なのですが、お刺身を肴に新潟の地酒を呑むのが大好きです。この一杯の為に生きているといっても過言でないくらい。
お刺身は盛り合わせの状態でも売ってますが、丸の魚とかサク(刺身に出来る状態になったブロック)の状態で買ってきて、自分で切った方がおいしいです。ぜひみなさんにもおいしいお刺身を食べて欲しいので、本日はスルメイカを使ったイカ刺しの作り方をご紹介いたします。
冷凍イカがおすすめ
スルメイカは年中出回っている印象がありますが、旬は夏です。夏のスルメイカは身が大きく肉厚で甘みも強く、お値段も手ごろなので食卓の強い味方なのではないかと思います。お刺身で食べてもおいしいし、煮ても焼いてもおいしい。
生イカは当然美味しいのですが、旬の時期以外の時期は冷凍イカもオススメです。最近の冷凍技術は本当に発達していて、釣ったイカを船の上で凍らせるので抜群の鮮度を維持できます!
イカは脂肪分が少ないので冷凍しても味が落ちにくく、冷凍ものを刺身にしても本当においしいです。年中あって値段も安定しているのでお財布にも優しい。冷凍なんて生に比べて味が落ちてそうなんて私も思っていたのですが、敬遠している方にこそぜひ試してみて欲しいです!
イカの部位の説明
鮮度の見分け方が分かったら、今度はイカの部位の名前をご紹介します!
えんぺら
イカが泳ぐときに舵の役割を果たす部分です。胴とは違った食感が楽しめます。
胴
ここをお刺身にします!
くちばし(いかとんび)
イカの口の部分になります。かるくあぶって食べるとおいしいですが、食べられない硬い部分があるので取り除く必要があります。
足(げそ)
イカの足の部分です。引き締まった食感でここもおいしいです。吸盤は食感が悪いので取り除きましょう。
イカの下ごしらえ
まずは下ごしらえの手順をご紹介いたします。
※写真では刺身包丁(柳刃包丁)を使用していますが、一般的な三徳包丁や牛刀でも大丈夫です。
1.冷凍イカを使う場合、まずイカを解凍します。ボウルに水を張り、その中にビニール袋に入れたイカを入れて水をちょっとずつ流します。完全に解凍せず、少し硬さが残る程度にした方が切りやすいです。
2.最初に胴体と足を外します。赤丸の部分の内側にくっついている部分があります。
3.指を入れてこの部分を外します。
4.くっついている部分を外したら、足の部分を持ってゆっくり引っ張り胴体から内臓を取り出します。この時強く引っ張り過ぎると内臓がちぎれますのでご注意下さい。
5.えんぺらの部分をめくり、胴体とえんぺらがくっついている部分に指を入れてはがします。
6.はがしたえんぺらの部分を持ち、下に引っ張って皮の一部分を剥きながら胴体から外します。
7.皮が剥けた部分を触ると、厚みのある皮の下にある薄皮が出ている部分があります。薄皮の下に親指を入れます。
8.親指の腹を使って身を回しながら皮をむいていきます。薄皮ごとむく様なイメージです。
9.皮がむけたら軟骨に沿って包丁を入れ、胴体を切り開きます。軟骨は取り除いて下さい。
10.胴体の上下の部分を切り形を整えます。内臓を包丁でしごいて取ります。取り切れないものはキッチンペーパーで拭いて取ります。軽く水洗いして完成です!
イカ刺しの切り方
包丁の刃先を使って、しっかり身を切り離すのを意識するのがポイントです。
1.イカの繊維は赤線の方向に走っています。繊維の方向に沿って切ると歯ごたえが楽しめます。繊維と直角の方向に切ると噛み切りやすくなります。斜めに切るとその中間の食べ応えになります。
2.今回は食べやすい様に繊維と直角に切ります。身を食べやすい大きさ(2~3等分)に切りわけます。
3.包丁の刃先を使って、上から下へ包丁を引いて切ります。お好みの太さに切ってください。
4.切り終わったら身の下に包丁を差し入れて持ち上げ、器に盛りつけて完成です!
胴体以外の部分もおいしく食べる
これでおいしいイカ刺しが出来上がりました。さっそくイカ刺しを肴に一杯!…と行きたいところですが、胴体以外の部分も当然食べられます!
えんぺらはお刺身で、ゲソといかとんびは下ごしらえの方法をご紹介いたします!
えんぺら
お刺身で食べる方法をご紹介しますが、煮たり焼いたりして食べてもおいしいです。
1.つながってる皮の垂れ下がっている部分を切り落とします。
2.えんぺらを裏返して赤線の部分に包丁を入れます。この時完全に切り離さずに、皮一枚残して包丁を入れます。
3.切り離した部分から親指を入れて、左右に身を引っ張って皮を剥きます。
4.皮を剥いたら身と同じように包丁を引いて切ります。これで完成です!
ゲソ・いかとんびの下ごしらえ
ゲソやいかとんびは煮たり焼いたりして食べるとおいしいです。
イカは冷凍しても味が落ちにくいので、下ごしらえしたものを冷凍しておくのも便利です!
1.目の下あたりに包丁を入れ、切り離します。
2.切り口の辺りを親指で押すといかとんびが出てきますので、切り離します。
3.いかとんびは中に入っている黒いカラの部分が硬くて食べられないので、包丁かキッチンバサミで切り開いて取り除きます。
4.ゲソの触腕(長い足)についている吸盤は食感が悪いので、包丁で吸盤を取り除きます。
皆さんもぜひ「ひとてま」かけて、おいしいお刺身を食べて下さいね。