このWEBメディアを運営している 和平フレイズ株式会社 は、主に鍋、フライパンを企画・販売しています。
今回は鉄フライパンのメリット・デメリットをご紹介します!
「鉄フライパンで料理すると美味しいって聞くけど、なぜ美味しくなるの?」
「美味しくなる代わりに、面倒くさい作業が起こりそう…」
そんな方へ向けて、メーカー目線で正しい情報をお届けします。
- 鉄フライパンの正しい知識をつけたい
- 鉄フライパンに向いている料理、向かない料理を知りたい
本記事を読んでいただければ、正しい知識を身につけた上でご自身に合った鉄フライパンを選んでいただけるはず!
ぜひ読んでみてくださいね。
鉄フライパンとは
鉄フライパンとは、本体が鉄で出来たフライパンのことです。
一般的に、板状の鉄素材を加工した本体(鍋)に取っ手(ハンドル)をつけています。
取っ手(ハンドル)も金属(鉄やステンレス)で出来ているものもありますし、取っ手(ハンドル)は樹脂製や木製というタイプもあります。
本体の鉄も様々な種類があります。
鉄素材について詳しく紹介した記事はこちら▼
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鉄フライパンのサイズは直径18cm程度の小さいものから、26cm以上の大きなものまで幅広くラインナップされています。
鉄フライパンのメリット
鉄フライパンのメリットは
- 料理が美味しくなる
- 丈夫で長持ちする
- IHでも使える
ということ!
それぞれ詳しく解説していきます。
①料理が美味しくなる
なぜ鉄フライパンで料理すると美味しくなるのでしょうか?
鉄は耐熱性に優れた金属であり、強い火力で調理できるからです。
しっかり蓄熱した鉄フライパンは食材を入れても温度が下がりにくく、食材の水分を逃すことなく加熱することができます。
高温で調理できるので食材にサッと火が通り、余計な水分を出さないので野菜がシャキシャキに仕上がります。お肉は旨味を逃さず表面はカリッと、中はジューシーに焼き上げることができます。
鉄フライパンが向いている料理
鉄フライパンが向いている料理は、素材を活かす料理や、焼き目を楽しみたい料理です。
具体的には…
- 野菜グリル
- ステーキ
- 目玉焼き
- パンケーキ
- 餃子
- パエリア
など!
ぜひお試しいただきたいのが「野菜グリル」です!
アルミ製(ふっ素樹脂加工)フライパンと鉄フライパンで焼いた野菜を比べていただくと違いが分かりやすいです。
鉄フライパンで焼いた野菜はシャキッとしていて、甘みを感じられますよ。
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②丈夫で長持ちする
鉄は耐久性に優れ、「一生もの」と呼ばれるほど末長く使うことができます。
サビやすい金属でもありますが、たとえサビてしまっても復活させることができます。
金属ヘラも安心して使えるので、思いっきり料理したいときには鉄フライパンがおすすめです。
③IHでも使える
鉄フライパンはガス火だけでなくIHでもご使用いただけます。
強い火力でも変形しにくいため、キャンプの焚き火やグリル調理でも安心してご使用いただけます。
※ハンドルが樹脂製、木製の場合は火にかからないようご注意ください。
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熱源を選ばないのでプレゼントにもおすすめ!
鉄フライパンのデメリット
鉄フライパンのデメリットは、
- 重い
- サビやすい
- お手入れに少し手間がかかる
ということ。
それぞれ詳しく解説していきます!
①重い
鉄フライパンは重いです!
ご家庭でよく使われる、こびりつきにくいアルミ製フライパンと比べ、約1.5〜2倍の重さになってしまいます。※当社比
②サビやすい
鉄フライパンはサビやすいです。
夜に鉄フライパンを使って、次の日にはサビてしまっていることもあります…。
水、塩、酸が付着している状態は特にサビやすいので注意しましょう。
サビさせずに使うためには、使い終わったらすぐに洗って水気を飛ばすことが大切です。
料理の保存も絶対にNGです!
(水、塩、酸が付着したままになります!)
しかし、うっかりサビてしまっても大丈夫です。
お手入れをすれば何度でも繰り返し使用できますよ。
鉄フライパンがサビてしまった時のお手入れ方法はこちら▼
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鉄フライパンが向かない料理とは
鉄フライパンは、煮る・茹でる・蒸す料理には向きません。
なぜかというと、フライパン表面になじんだ油が熱湯で取れてしまいサビやすくなるためです。
もしこれらの料理をした場合は、フライパンが温かいうちに洗ってよく乾かし、油を薄く塗ってください。
また山菜、ごぼう、ほうれん草などのアクの強い食材と調理すると、食材や鉄フライパンが黒く変色することがあります。
これは食材に含まれるタンニンと鉄が反応するためであり、有害ではありませんのでご安心ください。
③お手入れに少し手間がかかる
②でお分かりいただけたと思いますが、鉄フライパンはお手入れに少し手間がかかります…。
しかし、鉄フライパンのお手入れ=鉄を育てるということ!
ふっ素樹脂加工のフライパンや鍋は、表面加工がはがれたら焦げ付きやすくなりますが、
鉄フライパンは使い込むほどに油なじみが良くなり、焦げ付きにくい道具へと成長します。
キャンプでおすすめ鉄フライパン活用術
「キャンプで鉄フライパンを使ってみたい!」という方に朗報です。
鉄フライパンは耐熱性に優れ変形しにくく、火加減が難しい焚火台やグリルでもご使用いただけます。
外で食べると一段と美味しく感じるものですが、鉄フライパンでより美味しい料理を作ってみませんか?おすすめのメニューをご紹介します。
- 取っ手(ハンドル)が樹脂製、木製の場合は取っ手に火が当たらないように注意しましょう。
- 安定させて調理してください。やけどの恐れがあります。
①王道ステーキ
鉄フライパンを使うとステーキ肉は外側がカリッと、中はジューシーに仕上がります。
屋外なら油ハネを気にせず調理できます。
豪快に大判のステーキを焼くのもいいですね!
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②朝食の目玉焼き
目玉焼きも外側がカリカリに仕上がります。
「チェックアウトの朝は片付けでバタバタしがち。でも美味しい朝ごはんも楽しみたい!」
そんなときにはカセットコンロと鉄フライパンでささっと目玉焼きを焼きましょう!
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③小さめフライパンならアヒージョに
小さめの鉄フライパンをお持ちであれば、おつまみにアヒージョもおすすめです。
オイルで煮るため油がなじみ、鉄フライパン育成にも一役買います。
煮るだけなのにオシャレに見える魔法のメニュー!グループキャンプなら目立てること間違いなし。
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まとめ
鉄フライパンのメリット、デメリットをまとめてご紹介します。
- 料理が美味しくなる
- 丈夫で長持ちする
- IHでも使える
- 重い
- サビやすい
- お手入れに少し手間がかかる
鉄フライパンは耐熱性が高く、料理を美味しく作ることができます。
一方でサビやすいため、使い込んで油をなじませたり、水分を残さないようにお手入れする必要があります。
キッチン道具は買った時が一番状態が良く、徐々に摩耗・劣化していくものがほとんどですが、鉄フライパンは使い込むうちに使い勝手が良くなり、育てていくことができる道具です。
鉄フライパンは、道具を長く大切に使いたいという方におすすめのアイテムです。
ぜひチェックしてみてくださいね。
おすすめ鉄フライパン
最後におすすめの鉄フライパン5選をご紹介します!
どれも高品質で特徴あるフライパンです。ご自身に合ったフライパンを見つけてださいね。
①enzo(エンゾウ)鉄フライパン26cm
フライパン用に開発された「ブルーテンパー」という高級鋼板を使用。
底に厚みを持たせ、焼き面を広く、焼きに特化したデザインのフライパンです。
●日本製
②la base(ラバーゼ)鉄フライパン20cm
取っ手の長さはひとこぶし分で、普通のフライパンよりも短くし家庭用オーブンに入れやすくしています。
こちらもブルーテンパー材を使用。サビにくくする「焼き入れ」をし、金属表面に腐食(サビ)から守る酸化被膜を作ります。
●日本製
③エパスト 鉄フライパン26cm
レストランで使われているような本格仕様のフライパン。
ブルーテンパー材を使用。取っ手(ハンドル)まで金属で作られておりタフに使えます。
●日本製
④dancyu(ダンチュウ)窒化加工鉄フライパン26cm
窒化加工とは、鉄に窒素を用いた特殊処理を施し、表面に高い耐腐食性と強度を持った層を形成。従来の鉄よりもサビにくくした加工方法を用いています。
また表面にはファイバーライン加工を施し、油のなじみをよく、食材をこびりつくにくくしています。
●本体:日本製、ガラス蓋:ベトナム製
ファイバーライン加工とは
ブルーテンパー材や窒化加工材などの表面に用いられる加工方法。表面に凹凸を浮き立たせます。
食材と接する面が少なく、油がよくなじんで焦げ付きにくく、こびりつきにくく焼けます。
⑤グレービークック グリルDE活躍セット ルント
ブルーテンパー材、ファイバーライン加工の着脱式フライパン。
ハンドルを外せばオーブンや魚焼きグリルでの調理もできます。
フライパンの種類が異なるセットも他3種類あります。
●日本製
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