「鉄製品でステーキを焼くと美味しい!」一度は聞いたことがありませんか?
今回は鉄フライパンを使った「牛ステーキ肉を柔らかく焼く方法」を徹底解説!
しかも、高級ステーキ肉ではありません。一般的な食品スーパーで手に入る「お手頃価格(グラム189円ほど)の牛ステーキ肉」を、柔らかく焼き上げます。
とはいったものの、鉄製品というのは使い方にコツが必要な道具です。ご家庭でよく使われる「内面コートのアルミフライパン」と同じように使うと、焦げ付いてしまうことも…。
今回は「焦げ付きにくく焼くコツ」も合わせてご紹介します。
鉄フライパンを既に持っている方や、これから買ってみようかな?という方もぜひお試しください!
鉄製のフライパンは使い込むほどに油がなじみ、焦げ付きにくく使いやすくなっていきます。熱をしっかり蓄え食材に熱を伝えるので、炒め物はシャキッと、焼き物は香ばしく仕上がります。 一方で「くっつきそう」「お手入れが大変そう」「すぐ錆びてしまいそ[…]
鉄フライパンを使った牛ステーキのレシピ
材料(牛ステーキ肉1枚分)
- 牛ステーキ肉…1枚(厚み1〜1.5cm程度)
- 玉ねぎ…1/4個
- にんにく…1片
- A:酒…大さじ1
- A:しょうゆ…大さじ1
- A:砂糖…小さじ1/2
- A:水…大さじ2
- A:こしょう…少々
- 塩…適量(肉の大きさに対して1%程度)
- こしょう…ひとつまみ
- サラダ油…小さじ2
- お好みの野菜…適量
本体はあらかじめ油ならし、油返しをしておきましょう。
▼油ならし、油返しの手順はこちら
鉄製のフライパンは使い込むほどに油がなじみ、焦げ付きにくく使いやすくなっていきます。熱をしっかり蓄え食材に熱を伝えるので、炒め物はシャキッと、焼き物は香ばしく仕上がります。 一方で「くっつきそう」「お手入れが大変そう」「すぐ錆びてしまいそ[…]
作り方
- 牛ステーキ肉は内部温度を上げておくため、常温に戻しておきましょう。中が冷たいと火を通す時間がかかり表面が硬くなってしまいます。
※厚みが1cm程度なら20~30分程度、2cm程度なら1時間弱程度です。 - 硬い筋がある場合にはキッチンバサミを使って切っておきましょう。
- 細かくたたくと肉汁が出やすくなるのでやめましょう。
- 冷凍肉の場合は前日の夜に冷蔵庫に移して解凍をしておき、その後常温に戻しましょう。常温に戻したら、水分をキッチンペーパーでふき取り、焼く10分程度前に塩・こしょうで下味をつけておきましょう。
20~30秒程度加熱し焦げ目がついたら、弱火にして1分程度加熱する。
- 牛ステーキ肉の表面が60度を超えて長時間焼き続けると固くなってしまうので注意しましょう。
- 厚いステーキ肉の場合は両面焼いた後、アルミホイルに包みゆっくり保温して火を通しましょう。薄いステーキ肉の場合は厚みに合わせて弱火の時間を加減しましょう。
切ってから盛りつける場合は、バット等に取り出し5分程度休ませてから食べやすい大きさに切る。
牛ステーキ肉が熱々状態で切ると肉汁が流れてしまうので注意しましょう。
⑥ ④に⑤とお好みの野菜を添えて出来上がり。
ソースは別の容器に入れて添えても、牛ステーキ肉にかけてもOKです。
鉄フライパンで焼いた牛ステーキ肉は…
ずばり、冷めても美味しい!撮影用に焼いた牛ステーキ肉を頂いたのですが、冷めていてもお肉が柔らかくジューシーでした。
後日別の鉄フライパンで牛ステーキ肉(グラム189円ほど)を、同様の方法で焼きました。やっぱり鉄フライパンで焼くと美味しい…。なぜなのでしょう?
鉄フライパンでステーキを焼くとなぜ美味しくなるの?
お手頃価格な牛ステーキ肉でも、鉄フライパンで焼くとなぜ美味しくなるのでしょうか?
それは、鉄素材が高温に強いためです。
鉄は高温に強く蓄熱性の高い素材です。食材を入れても温度が下がりにくく、表面を短時間で加熱することができます。
そのため、お肉は旨味を逃さず表面カリッと、中はジューシーに焼き上げることができます。
鉄フライパンに肉がくっつく!焦げ付きの原因と対策
鉄製品はふっ素樹脂加工製品と違い、ご使用方法を間違えますと焦げ付きます。
焦げ付きの主な原因はこちら。
- 「油ならし」が不十分
- 調理時の油が足りていない
- 火力が強すぎる
- お手入れせずに放置した
- 洗剤で洗ってしまった
- 焦げを落としきれていない
肉類に多く含まれる「動物性タンパク質」は金属に反応しやすく焦げ付きやすい食材です。そのためステーキを焼く際は特に①〜③に気をつけましょう。
対策①油ならし・油返しをしましょう。
油ならしとは、鉄フライパンの使い始めに行う作業です。油ならしをすることで鉄に油がなじんでいき、焦げ付きにくくなります。
油返しとは、毎回調理の前に行う作業です。鉄フライパン全体の温度を均一にすることと、表面に油をしっかりなじませるために行います。
▼油ならし・油返しの方法はこちら(写真付き)
鉄製のフライパンは使い込むほどに油がなじみ、焦げ付きにくく使いやすくなっていきます。熱をしっかり蓄え食材に熱を伝えるので、炒め物はシャキッと、焼き物は香ばしく仕上がります。 一方で「くっつきそう」「お手入れが大変そう」「すぐ錆びてしまいそ[…]
対策②少し多めの油で調理しましょう。
使い始めの鉄フライパンは特に油がなじんでいない状態です。調理時はふっ素樹脂加工のフライパンで調理する時よりも「少し多めの油で調理」しましょう。
対策③調理中の火加減は、少し控えめに。
火力が強すぎると急激に熱くなり、食材を焼き過ぎてしまいます。調理中の火加減は、少し控えめを心がけましょう。
ステーキを焼くのにおすすめの鉄フライパン
最後にステーキを焼くのにおすすめの鉄フライパンをご紹介します。
ステーキを美味しく焼くポイントの1つが「板の厚み」です。
鉄の板が厚いほど蓄熱性が高まり、食材に熱を伝えやすくなります。
①enzo(エンゾウ)鉄フライパン26cm(底厚み2.0mm)
何度も実験を重ねてたどり着いた、熱ムラが少なく均等に伝わりやすい厚みを採用しました。大きな食材を入れられるよう底面は広く、ソースなどの流し込みを考慮して側面の立ち上がり角度は深く設計。強火でさっと調理ができる鉄材料だから、肉の旨味を逃さずに香ばしい焼き上がりに。特にステーキ調理で真価を発揮するフライパンです。
②千歳(ちとせ)鉄 木柄フライパン26cm(底厚み1.6mm)
油なじみが良く、はじかないから、炒めものや焼きものに適しています。また、フライパンは食材がこぼれにくいよう少し深めに設計しています。ステーキ以外の料理にも挑戦したい!という方におすすめ。
③ヘビーズ 鉄スキレット18cm(底厚み5.6mm)
同じ鉄素材の鉄スキレットでも美味しくステーキを焼くことができます。調理後も冷めにくいのでアツアツの美味しい料理がそのまま楽しめます。
まとめ
「鉄フライパンで牛ステーキ肉を美味しく焼く方法」をまとめます。
- 牛ステーキ肉を常温に戻しておく。
- 鉄フライパンをしっかりと余熱してから牛ステーキ肉の表面を加熱。両面こんがりと焼き目をつけたらあとは余熱で熱を通す。
- 鉄フライパンに油ならし&油返しをし、少し多めの油で調理する。加熱の火加減は控えめにして焦げ付き防止。
鉄フライパンを既に持っている方や、これから買ってみようかな?という方も。ぜひお手頃価格の牛ステーキ肉をお試しください!
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