キャンプを盛り上げる飯=「肉汁たっぷりのデカい肉」
キャンプで盛り上がるキャンプ飯、
それは「肉汁たっぷりのデカい肉」に違いないと思います。
そして 「前日から仕込んでいた」 これこそがデキる男・女のキーワードです。
キッチン用品のプロフェッショナルである我々が、なぜか自社商品を使わずして作った安くておいしい豚かたまり肉料理を紹介します。
おまけコラムもありますので、最後までお読みいただけると幸いです。
①溢れる肉汁!ダッチオーブンローストポーク
材料
- 豚の肩ロース(ブロック)・・・500g
- (A) 刻みにんにく・・・2かけ
- (A) 塩・・・小さじ2
- (A) こしょう・・・少々
- (A) ローズマリー・・・1つまみ
- (A) タイム・・・1つまみ
- (A) オリーブオイル・・・小さじ2
下ごしらえ
フォークで豚ブロック全体に穴をあける。
(A)を全体に擦り込んでジップロックに入れて一晩寝かせる。
ひとてまポイント
ローズマリーやタイムはお肉料理に使うと臭み消しにもなり、ワンランク上の味をつけることができます。スーパーで案外安く手に入りますよ!
焼き方
ダッチオーブンに油を敷き、鍋が温まったら肉の表面を焼く。
※肉のかけらを入れてみて、ジュ~っと音がしたら温まりの目安です。
炭火の火力調整は難しいので、火力は鍋の位置で調整します。
全面にしっかりと焼き色がついたら、蓋をしてコンロから下ろし20分程度放置!じっくりと蒸し焼きします。
フライパンで焼き目をつけアルミホイルでくるむ方法でも作ることができますが、鍋に厚みのあるダッチオーブンがおすすめです!
その魅力は後半のおまけコラムでご紹介します。
お肉は薄くスライスし、 ソースにはハニーマスタードや、すりおろし玉ねぎのソース、ブルーベリーの甘酸っぱいソースをかけるとよりおいしくいただけます。
理想のローストポークの断面の色はピンク色なんです。
かといって、焼きすぎてパサパサになってしまっては美味しくないです・・・。
でも焼けたかどうか見た目じゃ分からないですよね?
生焼けかどうかの見分け方は2つあります。
ローストポークの生焼け判別方法①竹串で刺して確認する
一番簡単な方法は豚肉の最も厚い部分に竹串を刺すことです。
竹串を引き抜いたときに透明な肉汁が出てくれば火が通っているサインです。
赤っぽい肉汁が出てきたときは、火からいったん下ろし、アルミホイルなどで巻いて保温すると火の通しすぎを防ぐことができます。
ローストポークの 生焼け判別方法②料理用の温度計で確認する
加熱のしすぎを確実に回避するなら温度計を使って肉内部の温度を測ることをおススメします。
豚についた寄生虫(トキソプラズマ、有鉤条虫など)はいずれも60℃あれば死滅させることができます。
サルモネラ菌やカンピロバクターなどの菌は75℃で1分間の加熱でほとんど死滅するといわれています。
なので、お肉の色がピンク色でも内部の温度が一定以上であれば食べることができます!
②塩抜き無し!簡単段ボール燻製ベーコン
材料
- 豚バラブロック・・・500g
- 塩・・・10g(肉の重量に対し2%の量)
- 砂糖・・・5g(塩の半分の量)
- ハーブ・・・お好みで
- ぴちっとシート(浸透圧脱水シート)
下ごしらえ
豚バラブロックに塩、砂糖、ハーブ(お好みで)をまんべんなく擦り込む。
肉をぴちっとシート(浸透圧脱水シート)でくるんで冷蔵庫に入れ1日脱水させる。
脱水しないと燻製にしたときに、食材中の水分に煙が溶け込んで酸味のある燻製ができてしまいます。
いよいよ燻します!
適度な大きさの段ボールを用意し、金串で穴をあけ、金串に肉を刺し並べて吊るします。
段ボールに火が移らないようにアルミホイルなどで皿を作り、その上にスモークウッドを置いて火をつけます。
煙が安定してきたら、数か所に穴をあけたアルミホイルを被せます。
これには2つの役目があります。
- 肉汁がスモークウッドに垂れないようにする
- 煙が直接肉に当たらなくなるので、味わいがマイルドになる
燻製時間は3時間程度。
川で程よく冷やしたビールを飲みながらのんびり待ちます。
燻しが完了したらこのようなきれいなツヤのある茶色になります。
材料には載せていませんが、鳥のササミでも同様に作ることができます(写真右下)。
おまけ:ダッチオーブンの魅力
ローストポークの作り方でダッチオーブンをおススメしましたがその魅力について語らせていただきます
ダッチオーブンとは
ダッチオーブンとは厚みのある金属製の鍋で、蓋の部分に炭火を乗せられるようになっています。まさにキャンプ向けのお鍋です。
蓋の上にも炭火を乗せることで、鍋の下からだけでなく上からも中の食材を加熱することができます。まさに”オーブン”ですね。
同じような形状の鍋をフランスでは「ココット」と呼ぶようです。
魅力1:食材にじっくりと火を通すことができる
ダッチオーブンは基本的に厚みがあり、かつ蓄熱性に優れた鉄でできているので内部の温度が変化しにくく、中の食材にじっくりと火を通すことができます。
上記でもお伝えしたように、蓋の上に炭を置くことができるので食材を全方向から加熱することが可能です。
魅力2:無水調理ができる
野菜とオイルと肉をいれてじっくり火入れをするだけで・・・
食材のエキスが丸ごとスープになっちゃいます!
蓋が重く、水分が外へ逃げないので食材から出た水分だけで調理が可能です。
また、鍋の中が軽く圧力鍋状態になって普通のお鍋よりも食材を柔らかく煮込むことができます!
魅力3:なんといってもカッコいい!
上の写真のほうが雰囲気ありますよね。キャンプ!!って感じです。
普通のお鍋も軽いし安いし気軽に使えますので、優劣はつけがたいところではあります。
最後に
テントを素早く建てる人、
火をさっと起こせる人、
ごはんづくりが得意な人、
自然に詳しい人や写真を撮るのがうまい人、、、
各々の得意分野が存分に光る場が「キャンプ」ですよね。
だからキャンプってわくわくするんじゃないかなって思います。
家ではできないようなワイルドな料理や、キャンプだからと奮発した食材で作るサラダなんかもいいですよね。
不便を存分に楽しむというのも一興かもしれませんが、便利な道具をたくさん使って料理を楽しみ、贅沢なアウトドアライフを過ごす、
そんな現代チックな楽しみ方もまた一興だと思います。
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