2019年12月、和平フレイズからToMay(トゥーメイ)IH対応スクエアパン18×18cmを発売しました。
四角いフライパンを使ってみると「向いている調理法」「向いていない調理法」に気づきました。
- 蒸し焼き、焼き料理 →向いている!
- 煮込み料理 →向いている!
- 炒め物 →できるけど…向いてない!
総合すると円形のフライパンにはない特徴を感じることができましたが、姉妹商品マルチポットの方が合っているな〜と思うこともありました。
今回はスクエアパンを実際に使ってみたレポートと、合わせ使いに便利なツールや内面コートを長持ちさせるコツをご紹介します。
なぜ四角い(スクエア)フライパンなの?
それは「焼き料理」に特化したかったから!です。
ToMay(トゥーメイ)シリーズの第一弾アイテム、マルチポットは1台7役が売りのお鍋です。
そのうちの1役「焼く」については得意ではありませんでした。マルチポットの特徴である鍋の深さゆえに、「返し」がしにくいのです。
そこでスクエアパンは
「焼き料理が得意」で「多く作れる=面積を広げる」こと+「コンパクト」
というコンセプトから、「四角(スクエア)」に行き着きました。
では実際に使ってみます!
専用蓋で効率よく蒸し焼きできる
まずは餃子の蒸し焼きから。フライパンにぴったりはまる専用蓋が付いています。蒸気孔が無いタイプなので、蒸気が逃げずに効率良く蒸し焼きにできました。
冷凍餃子12個がぴったり入る!
スーパーなどで売っている冷凍餃子12個入り1パックを並べて焼いてみました。
四角のすみの火の通りは問題なく、12個にまんべんなく焼色がつきました!
羽根つき餃子を載せる角皿は21cm以上がおすすめ
余談ですが…せっかく角形なので、角皿に焼き上がった餃子をのせてみました。角皿のサイズは約23cm×23cmです。
けっこう余裕がありました!もう2回りくらい小さい、21×21cm程度のお皿ならスクエアパンから餃子を移せると思います。
煮込み料理もできる
今回はイチから作ったわけでなく、冷凍していたカレーの温め直しをしました。
専用蓋はガラスで中が見えるので、蓋を開けずに加熱具合も確認できました。
写真は2食分のカレーです。具材の量にもよりますが、カレーであれば2〜3食分がスクエアパンで作る適量ですね。
炒め物は可能だけれど、苦手
お次はチャーハンです。ここで気づいたのが、スクエアパンは「振れない」ということ…。
具や調味料をまんべんなく混ぜ合わせるために、へらでシャカシャカと混ぜました。
仕方のないことですが”本格チャーハン!”は難しいですね。
揚げ物はNG
<注意>油をたっぷり使う「揚げ物」はNGです!
フライパンで油を加熱すると油温が200度以上に達して火災の危険があります。そのため「天ぷら・揚げ物料理」はNGです。
天ぷら・揚げ物ならマルチポットで
たっぷりの油を使った天ぷら・揚げ物はマルチポットに任せましょう!注ぎ口が付いていて、オイルポットに油を入れるのにも便利ですよ。
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角形を生かして卵焼きやレトルト食品の温め直しにも
くるくると卵を返しやすい角型なので、もちろん玉子焼にも便利です!
フライパンの使い方として意外に便利なのが、カレーやご飯のレトルトパックを温めることです。
長方形が多いので、スクエアパンであればムダなくムラなく温められますね。
先端が小さい木製・樹脂製のツールがおすすめ
ここからはスクエアパンと一緒に使いたい「ツール」をご紹介していきます。
スクエアパン自体があまり大きくないので、ツールも「小さめの先端」のものを。素材は、スクエアパンの内面を傷つけにくい「金属製以外」をおすすめします!
竹・木・シリコーン素材の炒めへら
炒めヘラは竹、木、シリコーン素材がおすすめです。どれも鍋肌への当たりが優しく、コーティングを傷つけにくいです。
先端がしなるターナー(返しヘラ)
スクエアパンの内側は意外とコンパクトなので、先端が大きいターナー(返しヘラ)は使いにくいかもしれません。先端が小さめのターナーがおすすめです。
先端がしなりやすいと、食材と鍋肌の隙間に入ってひっくり返しやすくなりますよ。
先端がシリコーン製のトング
麺類の調理にはトングがおすすめです。麺をほぐしたり、麺をつかんで盛りつけたりするのに適しています。
トングも先端がプラスチックやシリコーン樹脂のものがおすすめ。個人的にはしっかり掴めるので先端シリコーン樹脂のトングが好みです。
内面のふっ素樹脂コーティングを長持ちさせるコツ
スクエアパンの内面はこびりつきにくく、耐摩耗性に優れた「ファインダイヤモンド」特殊ふっ素樹脂加工を使用しています。ダイヤモンド粒子配合で驚きの強さ!
金属ヘラ使用OKとなっていますが、角の丸い滑らかなものを使用してください。そして先述の通り、なるべく木・竹・プラスチック製等のものをご使用頂くと、内面コートがいっそう長持ちします。
金属ツールは内面コートを傷つけやすく、その部分よりふっ素樹脂加工がはがれやすくなってしまいます。
この他にも以下に気をつけて頂くと、一層長持ちしますよ。
- 過度の空炊きをしない
- 空炊きをした場合に、水等をかけて急冷しない
- 調理後に内容物を保存しない(他の容器に移してください)
- 火力は中火以下で使用する
こちらのコラムで写真付きで詳しくご説明しています↓
ご家庭にあるフライパンの大半は、フライパン内面に「ふっ素樹脂加工」が施されたフライパンかと思います。 そして、ふっ素樹脂加工のフライパンにこんなイメージをお持ちではないでしょうか? 「最初はツルツル滑って使いやすかったけど、だんだ[…]
コンパクトなのにマルチなスクエアパン
実際に使ってみると、スクエア(四角)だから無駄なスペースなく焼けて、専用蓋でしっかり蒸し焼きもできることがわかりました。
レポート後もほぼ毎日活躍しています。興味が湧いた方はぜひ以下からチェックしてみてくださいね〜!