あこがれの鉄フライパン。やはり挑戦してみたいのはお肉料理ではないでしょうか。
「メーカー直伝!安い牛ステーキ肉を鉄フライパンで上手に・柔らかく焼く方法」に続き、今回は肉汁溢れるハンバーグの作り方(しかも卵不要)をご紹介します。
焦げつきそう、生焼けになりそうなど鉄フライパンならではの不安な点や、タネは真ん中を凹ませた方がいいの?などハンバーグ作りの素朴な疑問まで、徹底解説します!
鉄フライパンを使ったハンバーグのレシピ
材料(2人分)
- 合いびき肉 200g
- 塩 小さじ1/3
- こしょう 少々
- ナツメグ 少々
- ウスターソース 小さじ1
- 玉ねぎ 小1/2個(みじん切り)
- 乾燥パン粉 15g
- 牛乳 50ml
- 白ワイン 大さじ1(水でもOK)
- サラダ油 適量
作り方
<ポイント>
しっかり手でこねることで、肉汁が外に流れて出てしまうのを防げます。
④ タネを2つに分け、肉を手のひらに軽く投げつけて肉の空気を抜く。
<ポイント>
・なるべく空気を抜いた方が割れにくく、肉汁が流れ出ない。
・肉がくっつく場合には、サラダ油を手のひらに塗ると良いです。
<注意!>
真ん中をくぼませると、凹んだ部分に焼き色がつかない場合があるため、平らがオススメ。
鉄製のフライパンは使い込むほどに油がなじみ、焦げ付きにくく使いやすくなっていきます。熱をしっかり蓄え食材に熱を伝えるので、炒め物はシャキッと、焼き物は香ばしく仕上がります。 一方で「くっつきそう」「お手入れが大変そう」「すぐ錆びてしまいそ[…]
<注意!>
火をつけたまま肉を入れると、1個目と2個目の焼き加減が変わってしまいます。2個入れ終わってから火をつけましょう。
<ポイント>
ハンバーグを置いたところは鉄フライパンの温度が下がります。同じ場所で焼き続けるよりも、温度の高い場所に移動させることで、焼き色を早くつけることができます。
中火で1分加熱したら、またハンバーグを高温部に移動。
オススメのソース
卵の入らないハンバーグには、カレー粉のソースが良く合います。
ほのかに香るカレーの香りが、食欲をかきたててくれ、思わず「ご飯おかわり〜!」と叫びたくなるソースです。
<材料>
- トマトケチャップ 大さじ3
- ウスターソース 大さじ1
- 白ワイン 大さじ2(無ければ酒で代用OK)
- カレー粉 小さじ1/2
<作り方>
①ハンバーグを取り出したら、鉄フライパンの焦げ部分や余分な油をキッチンペーパーでふき取る。(※洗わない方が旨味が残っているので美味しくなります。)
②カレー粉を入れて弱火にかけて炒める。カレー粉の香りが出てきたら残りの材料をすべて入れてよく混ぜ、トロっとするまで弱火で加熱して出来上がり。
ハンバーグを作る際の素朴な疑問
Q.肉汁じゅわ〜をさせたい場合、タネ作りや焼き方のコツは?
A.
箸やナイフを入れた時に、肉汁がじゅわ〜と溢れ出るようにするためには、
①ネチネチ感が出るまでしっかりこねる。
②成形する時に、「ぴちっ!」という音がする程度に、数回手のひらに向かって投げるようにして空気を抜く。
③焼いている最中に、必要以上にツンツン触らない。(ツンツンはした場所から肉汁が出てしまうことがある)
この3点に注意して作ってみてください。
ちなみに、溢れる肉汁は、ビジュアル的にはとても良いですが、その分旨みも流れ出てしまいます。肉汁をこぼすことなく美味しく食べたいたい場合は、焼いた後少し時間を置き、肉に肉汁を馴染ませてから食べてください。焼いた直後のように肉汁は出ませんが、ジューシーでとても美味しいです。
Q.玉ねぎは炒めなきゃダメ?
A.
玉ねぎは薄茶色(飴色)になるまで炒めるとうまみと甘みが増したり、味に深みが出ます。
ですが、家庭で簡単に作りたい場合は、電子レンジで甘みを出すことも可能です。
また、生のままでも充分美味しくできます。玉ねぎの水分も残っているのでジューシーに仕上がります。
(※今回のレシピは生で作っています。)
Q. 蒸す時は何を入れる?
A.
酒やワイン等を入れると、香り付け(肉臭さをとる)になります。
また鉄フライパンの場合、水など液体を入れることで、フライパン内のハンバーグがない部分が焦げずらくなります。
Q.火が通ったかどうかの確認は?
A.
①竹串を指して透明な液体が出るとOK。濁った液体の場合は1分程度追加。(※肉汁が出てしまうので、大きい穴を開けないように!)
②中央をフライ返しなどで押して、ふにゃっとしなければ(戻りがあるような弾力があれば)OK。
今回のレシピは、①でやると肉汁が溢れ出てしまうので、②で確認することをオススメします。
Q.生焼けだった時どうすればいい?
A.
焼き色が十分についていれば、皿にラップをして電子レンジ500~600wで1分程度加熱するのが簡単でオススメです。
鉄フライパンを使うとなぜ美味しくなる?
鉄フライパンで焼くとなぜ美味しくなるのでしょうか?それは、鉄素材が高温に強いためです。
鉄は高温に強く蓄熱性の高い素材です。食材を入れても温度が下がりにくく、表面を短時間で加熱することができます。
そのため、お肉は旨味を逃さず表面カリッと、中はジューシーに焼き上げることができます。
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ハンバーグを焼くのにオススメの鉄フライパン
ステーキを美味しく焼くポイントの1つが「板の厚み」です。
鉄の板が厚いほど蓄熱性が高まり、食材に熱を伝えやすくなります。
①enzo(エンゾウ)鉄フライパン26cm(底厚み2.0mm)
何度も実験を重ねてたどり着いた、熱ムラが少なく均等に伝わりやすい厚みを採用しました。大きな食材を入れられるよう底面は広く、ソースなどの流し込みを考慮して側面の立ち上がり角度は深く設計。強火でさっと調理ができる鉄材料だから、肉の旨味を逃さずに香ばしい焼き上がりに。焼き面が広いので、家族4人分のハンバーグを一気に焼きたい方にオススメ。
②千歳(ちとせ)鉄 木柄フライパン26cm(底厚み1.6mm)
油なじみが良く、はじかないから、炒めものや焼きものに適しています。また、フライパンは食材がこぼれにくいよう少し深めに設計しています。鉄フライパンというとカッコイイデザインが多いですが、千歳は全体的に柔らかい印象で女性にもオススメです。
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